序言

2018-01-18
魏明伦
2922

无性亦无生(因果)41x43cm.jpg      仁者心动41x43cm.jpg

因果                                                           仁者は心を動かす

 

 書道家の李文彬は自分の名前のように上品で礼儀正しい。

 書道に携わる前の文彬はおしとやかではなかった。料理人家庭の出身だから、インテリの家柄出身の人とずいぶん違っていた。子供の頃はいたずらの達者で、ナンセンス映画に出てきたわんぱく小僧のようだった。隣人も先生も文彬のことに頭が痛くてたまらなくて、見込みのないと思っていた。

 ある日、クラス担任は文彬の筆で書いた字が素晴らしいと褒めた。これは文彬にとって思いがけないことだった。

 文彬は子供の時、友達のお兄さんが揮毫した格好を真似した後書道が好きになった。絶対的に偶然なことだった。先生からの思いがけない好評は文彬に自分の天賦を発見させた。それから、書道の練習は文彬の専攻になった。先生と友人からの指導や碑文と法帖の薫陶によって文彬の性格がずいぶん変わった。従来の悪戯小僧はやっと書生になった。

 当時の成都市書道研究会の一番若い会員だった文彬は現在もう成都市青少年文化センターのベテランの書道教師になった。たくさんの優れた作品が受賞し、生徒たちも有能な人物になった。だが、文彬は依然として控えめで威張らなくしている。ただ、書道に専念して、変化の激しい行書で内心の波瀾を表している。

 私は文彬と縁がある。私の孫の家庭教師をしているから、よく拙宅に通っている。いつも黙々と来て、黙々と去る。私たちとの挨拶ははにかんでいるが、私の孫との交流はとても優しくて、段階を踏んでうまく孫を教育している。ここ二年間文彬との交流と私の友達からの文彬に対する好評から見れば、文彬は確かに書道では手を休めないし、人となりが正直な人だ。だから、今回、私は文彬と励まし合いのつもりで、喜んでこの序言を書いている。文彬は背が低いが能力が高い。作品が優れていると同時に人柄が上品でいる。

                (作者:名高い劇作家、中国の芝居協会の副主席)


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